ストップ!梅毒 プロジェクトの発足にあたって

 すでに報道されている通り、梅毒に新たに感染する人が急増しています。
 20歳台の女性、20-40歳台の男性の感染者が特に目立ちます。梅毒は治療せずに放置すると内臓に重篤な障害を起こします。妊婦が感染した結果、赤ちゃんに先天異常が生じることもあり、大きな問題です。
 この非常事態にあたり、性感染症の診療に従事している者が所属する5つの学会(日本性感染症学会・日本感染症学会・日本化学療法学会・日本環境感染学会・日本臨床微生物学会)が一致協力して対策をとることになりました。
 5学会でまとめたリーフレット国民の皆さんに向けた私たちのメッセージをお読み頂き、周囲の方にもお伝え頂きたいと思います。
 今後、厚生労働省をはじめとする多くの機関・組織とも協力しながらこの非常事態の解決に向け全力で取り組んでまいります。
 このように5学会により「ストップ!梅毒 プロジェクト」を立ち上げ、国民の皆さまに情報提供して参りますので、随時ホームページをご覧頂きますようお願い申し上げます。

日本性感染症学会理事長
ストップ!梅毒 プロジェクトリーダー
荒川 創一